◆肉離れのリハビリテーションについて
肉離れを発症してしてしまった場合、通常はしばらく運動をすることが出来なくなります。
そして、実際に運動を取り入れたリハビリに入るのは、ある程度治療を実践し完全に痛みが引いてからとなります。
これは、肉離れでは「部分的に筋肉が断裂している状態」となっている為、治療開始の初期段階で運動を取り入れると
・筋肉の断裂部位が広がる可能性
が常にある為です。
回復の為のリハビリにおいて、症状を悪化させてしまっては、リハビリの目的が果たせなくなってしまいます。
ですからリハビリのスタートは安静時において強い痛みを感じなくなってからとなります。
尚、「応急処置」⇒「初期治療」を終え、悪化の可能性が低くなってきた段階に入ると軽いリハビリテーションを開始する事が可能となる目安となります。
肉離れでは、症状を発症した部位の筋肉はしばらく使用できなくなる為、筋肉は徐々にやせていきます。
この「筋肉の痩せ」は避けることが出来ませんが、少しでも早く復帰できるように、筋肉の低下をやわらげる事がリハビリ実践の目的です。