肉離れの症状・治療法の解説

肉離れの症状、原因、治療法、応急処置、リハビリなど肉離れに関する情報を専門に掲載しております。肉離れはなぜ発症するのか?どのような時に肉離れが発症するのか?など肉離れの発生原因から、肉離れを発症してしまった場合の応急処置方法、治療期間のリハビリトレーニング、競技への復帰までにかかる治療期間の目安まで、出来る限り初心者にもわかりやすいように解説しております。

◆予防としてのテーピング処置

◆テーピング処置の4つの目的について
肉離れを発症してしまった場合のテーピングの目的には、大きく分けて「4つの目的」が考えられます。
その4つとは
●発症直後の応急処置目的のテーピング
●筋肉の筋収縮の制限目的のテーピング
●再発予防目的のテーピング
●関節、靭帯組織の補強目的のテーピング
の4つの目的です。
これらの目的に沿ってテーピング方法、試技は異なってきますが、最もよく用いられるテーピングは
・再発予防目的の為のテーピング
であることは間違いないでしょう。

◆スポーツトレーナーは優れたテーピング施術技術を持っている

 テーピングは、比較的弱いとされる関節や腱の働きを補助する役割をもっておりますが、これらのテーピングの機能は事前の障害の予防にもつながります。

 大半のスポーツトレーナーが、優れたテーピング技術を持っているのは、これらのテーピングが持つ能力を用いて「スポーツアスリートを怪我から守る事」が最大の技術取得の目的でもあります。
個人で現役選手アスリートに同行するようなトレーナーは、このテーピング施術レベルが非常に高い方が大半です。

 肉離れは部位別で対処法も異なる為、トレーナーを目指す方は部位別の特徴を学習しておく事が重要です。
⇒太ももの肉離れの症状
⇒ハムストリングスの肉離れの症状
⇒ふくらはぎの肉離れの症状

◆アスリートの為のテーピングの豆知識

◆アスリートの為のテーピングの豆知識
【アスレチックテープ】

アスレチックテープ

 一般的に使用されているテーピングの多くはアスレチックテープと呼ばれるテーピングです。
アスレチック(athletic)とは「運動の」または「運動競技」などの意味があります。

 余談ですが、スポーツトレーナーはアスレチックトレーナーとも呼ばれます。

 トレーナーは練習の指導者の意味。特に、スポーツ競技者の肉体的コンディションを整える面を受け持つ指導者を指し、馬や犬の訓練者などもトレーナーと呼ばれます。

 ですからアスレチックトレーナーとは、運動競技(アスレチック)の指導者(トレーナー)という意味になります。

【エラスティックテープ】

エラスティックテープ

 近年人気が高まっているテーピングがエラスティックテープです。

 あまり聞きなれない名前かもしれませんが、伸縮性のあるテープと言えばイメージしやすいかもしれません。

 エラスティックとは「伸縮性」「弾力性」に優れているという意味を持ち文字通りの効果を発揮し、筋肉各部の動きに追従してテーピング機能を果たします。

 尚、近年ではエラスティックテープの特徴である筋肉の動きに追従する働きを持つ補助ベルト付きのサポーターも登場しております。(※ふくらはぎの肉離れの項参照)

 テーピング施術と同様の手順を得るため、従来のサポーターと比較すると手間はかかりますがテーピングと違い繰り返し利用できるため経済的です。

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