◆ふくらはぎの筋肉構造について
ふくらはぎの筋肉は、表面にある筋肉と、内部にある筋肉で構成されております。
この表面にある筋肉とは、つま先をピンと伸ばした際に、ふくらはぎに盛り上がりを見せる筋肉ですね。
このふくらはぎの筋肉を構成する筋肉郡は
・腓腹筋(ひふくきん)
・ヒラメ筋
の2つの筋肉によってふくらはぎの筋肉が構成されております。
中でもふくらはぎの筋肉で表面上に見える筋肉が「腓腹筋(ひふくきん)」です。
腓腹筋は2つの筋頭をもつ筋肉で、ヒラメ筋と合わせて
・「下腿三頭筋」(かたいさんとうきん)
とも呼ばれます。
下腿三頭筋は足関節の動きに大きく関与する筋肉で、
・つま先を伸ばす動作(底屈)
・かかとを上げる動作(底屈)
などの際には、主力の筋肉として活躍します。
治療期間中はつま先を脛の前面側に近づける動作(背屈)は患部を引き伸ばすことになり筋膜の回復を損なう可能性がある為、背屈動作には制限が必要です。
尚、ふくらはぎの筋肉の中でも最も肉離れを発症しやすい腓腹筋と呼ばれる2つの筋頭をもつ筋肉は「速筋繊維」の割合が非常に高い筋肉であり、疲労に弱いという特徴をもつ筋肉でもあります。
その為、強い筋力を発揮する動作が繰り返されるようなスポーツ競技を実践している場合は腓腹筋の肉離れを発症しやすくなります。