◆ふくらはぎのリハビリメニューについて
ふくらはぎの肉離れの大半は、ふくらはぎの筋肉を構成する「腓腹筋」の肉離れです。
ですから、筋力低下を防止する目的も踏まえてふくらはぎのリハビリでは「腓腹筋」を鍛えるトレーニングが効果的となります。
理学療法士が推奨する腓腹筋のリハビリトレーニング方法としては、基本的に
・カーフレイズ
を「自重のみ」でまず行い、その後、「軽いジョギング」などへ移行していく流れが通常です。
また、肉離れの発症した部位にもよりますが、治療期間は大抵筋肉を使用しない為、ふくらはぎの筋肉に限らず
・下肢全般
の筋肉の柔軟性も低下してくる事も考えられます。
ですから、リハビリ期では、リハビリトレーニングと平行して、関節の可動範囲を確保する為にも、十分なストレッチ運動も必要となります。
ふくらはぎの肉離れでは、軽度の症状の場合は、3週間程度の治療期間で軽いジョギングを開始できるケースもあります。
症状は基本的に3段階に分類されますが重症の場合は最低でも1ヶ月~2ヶ月程度の時間を要すため、実践競技への復帰を検討している場合は、症状の見極めも大切です。
また前項でも解説したとおりふくらはぎの筋肉は肉離れを最も再発しやすい部位でもある為、復帰の際は治療の予後がよくしっかりと完治した状態で復帰することが望ましいと言えます。
⇒早期に完治させたい場合
また足関節周りの筋肉組織の筋力低下が進むと足裏の地面をつかむ筋力なども低下してくる為、復帰の際はまずは簡単なジョギングなどで地面との接地感覚を取り戻してからリハビリを行っていくようにしましょう。